膝の筋トレをしても痛みが良くならないのはなぜ?

Last Updated on 2025年11月7日 by sakura

はじめに

膝の痛みがあると、「筋肉を鍛えましょう」と言われることが多いですよね。
特にレントゲンやMRIで膝の関節の隙間が狭くなっていると診断された場合、「大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)」のトレーニングが積極的にすすめられます。

確かに、筋肉が減っている人には大腿四頭筋訓練はとても有効です。
しかし、すべての膝痛に同じ方法が効果的とは限りません。

筋肉が減っている場合はトレーニングが効果的

大腿四頭筋の筋トレが有効なのは、

  • 怪我や入院、長期間の安静で筋肉が減っている人
  • 筋力低下が原因で膝を支えきれない人

このようなケースでは、筋肉を鍛えることで膝関節の安定性が高まり、痛みの改善につながります。
つまり、「筋肉量が足りない → 筋トレで補う」というシンプルな構図です。

痛みが改善しない人は“筋肉の疲労”を疑おう

一方で、普段から普通に生活している人が「ある日突然、膝が痛くなった」場合。
このケースでは、筋肉が減ったことよりも「疲労で硬くなっている」可能性の方が高いのです。

筋肉が疲労して硬くなると、伸び縮みがうまくいかず、本来の力を発揮できません。
その結果、

筋肉が疲労で硬くなる → 膝を支えられない → 痛みが出る
という悪循環に陥ります。

スポーツ中の終盤でパフォーマンスが落ちるのと同じように、疲労した筋肉はうまく働かなくなるのです。

筋肉を“緩めてから”トレーニングを

このような「筋肉の疲労タイプ」の膝痛では、まず硬くなった筋肉をゆるめることが大切です。
ストレッチ、マッサージ、温熱、整体など、方法は人によって合うものが異なりますが、重要なのはどの筋肉を緩めるか”という点。

膝の痛みと関係が深いのは太ももの前側(大腿四頭筋)ですが、実際には股関節周りやふくらはぎの筋肉も関与している場合が多いのです。

つまり、「緩める → 筋肉が正常に働く → その状態で筋トレを行う」
という順番で行うと、トレーニングの効果が最大限に発揮され、再発もしにくくなります。

膝の痛みを改善するには“筋肉の状態”を見極めること

膝の痛みが良くならないとき、「筋トレしているのに効かない」と感じる方は少なくありません。
しかし大切なのは、筋肉を鍛える前に“状態を整える”こと

筋肉が減っているのか、疲労して硬くなっているのか。
この見極めを誤ると、いくらトレーニングをしても改善しないどころか、かえって痛みが強くなることもあります。

治療家としては、まず筋肉を緩めてから鍛えるという順序をおすすめします。
あなたの膝が本来の動きを取り戻すために、ぜひ一度「筋肉の疲労」もチェックしてみてください。

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