Last Updated on 2025年10月10日 by sakura
腰痛にコルセットは本当に効果がある?
はじめに
急性腰痛や慢性腰痛で整形外科や接骨院を受診すると、「コルセットを使いましょう」と勧められることがあります。確かにコルセットは装着することで精神的な安心感を得やすく、「固定されている」という実感もあるため、多くの方が購入を検討するでしょう。
しかし、実際にはすべての腰痛にコルセットが有効とは限りません。間違った使い方や、腰痛の種類によっては「買ったけど効果がなかった」と後悔するケースも少なくありません。
この記事では、腰痛に対するコルセットの効果や正しい使い方、効果が出にくい理由、そして長期間使用する際の注意点について、治療家の視点から詳しく解説します。
コルセットが効かない場合の3つの理由
腰痛においてコルセットの効果が実感できない場合、次の3つの原因が考えられます。
- コルセットの装着方法が間違っている
- コルセットそのものに問題がある
- 腰痛の原因がコルセットの適応外である
1. コルセットの装着方法が正しくない場合
コルセットは、骨盤と腰椎(腰の骨)をしっかりとサポートする位置に装着することで、腰の動きを制限し痛みを和らげる効果があります。
しかし、実際には腰部だけに巻いてしまい、骨盤を固定できていないケースが多く見受けられます。
このような誤った装着では、腰の前後の動きを十分に制限できず、痛みの緩和にもつながりません。コルセットを着ける際は、骨盤の上部にしっかりと当てて、腰全体を包み込むように巻くことが重要です。
2. コルセット自体に問題がある場合
市販されているコルセットの中には、薄くて柔らかい素材で作られたサポート力の弱いものもあります。このようなタイプでは、腰椎や骨盤の安定性が不十分で、期待する効果が得られないかもしれません。
おすすめは、背面に金属や硬質プラスチックの支柱が入っているタイプ。しっかりとした作りのものを選ぶことで、腰の安定性が高まり、動作時の痛み軽減にもつながります。購入前には必ず試着して、フィット感や硬さを確認することをおすすめします。
3. 腰痛の原因がコルセットでは対応できないタイプ
腰痛には、腰椎由来の痛みと股関節や筋肉など他の部位からくる痛みがあります。コルセットは主に腰椎や骨盤周辺をサポートするため、腰椎由来の痛みには効果が出やすいです。
しかし、股関節や太ももの筋肉の硬さ・炎症が原因で起きている腰痛の場合、コルセットでのサポートは効果が限定的な場合があります。
ポイント
腰痛の原因によって、コルセットの効果に差が出ます。すでにお持ちのコルセットがある場合は、来院時にご持参いただければ、正しい装着法の指導や、適応する痛みかどうかの確認も可能です。
長期間のコルセット使用は注意が必要
コルセットの装着によるデメリットとして、筋力の低下が懸念されることがあります。腰回りの筋肉は、姿勢を維持したり体幹を安定させたりする重要な役割を果たしていますが、長期間にわたり外部の固定に頼ると、筋肉が使われなくなる可能性があります。
また、身体的な問題だけでなく、「コルセットがないと不安で動けない」といった心理的依存も無視できません。
コルセット卒業のすすめ
腰の状態が回復してきたら、少しずつコルセットの使用時間を減らしましょう。例えば、
- 自宅で安静にしている時は外す
- 軽作業時は短時間だけ使う
- 徐々に1日数時間だけにする
といった形で段階的に使用を減らしていくのが理想的です。
最後に
腰痛に対してコルセットは非常に有効なサポートアイテムですが、「正しい選び方・使い方」と「腰痛の原因の見極め」が何よりも大切です。
- コルセットは正しい位置に装着する
- サポート力のあるタイプを選ぶ
- 腰痛の原因がコルセットに適応しているか確認する
- 長期間の使用には注意し、徐々に外していく
腰痛の種類や個人差によって最適な対処法は異なりますので、迷った時は専門家に相談することをおすすめします。
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