ぎっくり腰とは

ぎっくり腰はよく知られている名前ですが実は俗称であって正式名称ではありません。一般的にはある日突然動けなくなるような腰痛のことをぎっくり腰と呼んでいるようですが人によって捉え方は微妙に違っています。

当院では腰痛を発症後1ヶ月を境に急性腰痛と慢性腰痛に分けて、急性腰痛の中で筋肉が原因となる腰の痛みをぎっくり腰としています。

原因

一般的に重いものを持って、下の物を拾おうとして、立ち上がる時に、咳をして等がぎっくり腰の原因と言われていますが、これらはぎっくり腰の原因ではありません。それらはぎっくり腰の始まるきっかけもしくは最後の駄目押しに過ぎないので注意してもあまり意味がありません。

ぎっくり腰の原因として最も考えられることははぎっくり腰になりやすい生活習慣をしていることが挙げられます。デスクワークや車の運転やスマホ等で座っていることが長いことによる腰周囲の筋肉の疲労です。座っているということは最も腰に負担のくる生活習慣なのです。

それでも体調がしっかりしていれば筋肉の疲労は自然に修復されるので問題ありません。ところが体調が悪くなってくると腰の筋肉疲労の修復が間に合わなくなってぎっくり腰になるのです。

筋肉であると考える理由

ぎっくり腰の特徴は「腰を曲げると痛みがある」ということ。ストレッチをした時に筋肉が硬くなっていると同じようなことが起きます。「いつもよりも腰が曲がらない」とか「無理に曲げようとすると痛みが出る」等です。これは何故そうなるのかというと硬くなっている筋肉を無理に伸ばそうとするからです。

ぎっくり腰も基本はこれと同じで硬くなっている筋肉を無意識に伸ばしたことにより腰に痛みが起きるのです。つまり曲げると腰が痛いときはその時に伸ばされる筋肉が原因であると考えられるので第一にその筋肉を緩めればいいわけです。

腰痛の85%は原因不明だと公式に発表されていますがほとんどが筋肉であると考えています。筋肉の硬さは画像検査ではわかりません。温熱療法やアイシングや電気療法やマッサージ、湿布、運動、ストレッチ、テーピング等は全部筋肉に対して行なっているものなのです。

安静は勧められていない

筋肉が痛みを起こすのには筋肉が傷ついて痛くなる場合と筋肉が硬くなって痛くなる場合があります。例えば肉離れのように筋肉が傷ついている場合は傷口が早く塞がるように安静にする必要があります。

ぎっくり腰は現在は安静は勧められていません。動ける範囲で動いた方が治りが良いと言われています。これは筋肉は傷ついているというよりも筋肉が硬くなっているのが原因だと考えられるからです。少しずつ緩めていった方が良いということなのでしょう。そのことからぎっくり腰の治療は筋肉を緩めていくということがメインになります。

ぎっくり腰の分類

同じぎっくり腰と言っても前に曲げるのが痛い人もいれば後ろに反らすのが痛い人もいます。起き上がれない人もいますし、歩くのが痛い人もいます。腰が痛いのは同じなのですが痛みの出る動作が違うのです。

緊張型頭痛と片頭痛は同じ頭痛ですが原因が異なるので治療内容が違います。ぎっくり腰も症状が異なるので分類する必要があるのですが実際にはどのようなタイプのぎっくり腰でも同じ治療をしているのが現状です。

ほとんどが時間の経過とともに良くなっていくものなのでそのようなやり方でもなんとかなってしまうのです。当院では少しでも早く良くなるためにぎっくり腰を分類してその人にあった治療をおこなうように努力しています。

当院の分類方法は難しくはありません。まず椅子に座り痛みが出るかどうか。椅子から立ち上がる時に痛みがでるかどうか。立ち上がった後の姿勢が丸くなっていないかどうか。このあたりを見ていきます。

腰が伸びない

このタイプは椅子に座っている時はなんともありませんが、立ち上がる時に痛みがあって、立ち上がった時に姿勢が丸くなっているのが特徴です。患者さんも腰が痛いよりも腰が伸びないことを訴えます。これは立ち上がる時に伸びる筋肉が硬くなっているために起こるぎっくり腰です。

その硬い筋肉を緩めることができれば痛みは残りますが真っ直ぐに腰が伸びるようになります。椅子から立ち上がる時や荷物をかがんで持ち上げる時に起きることが多くみられます。

腰が曲がらない

腰を前に曲げた時に起こりやすいぎっくり腰で、腰が曲がらない、曲げると痛みがあります。このタイプのぎっくり腰は3段階に分かれます。

軽症の場合は椅子に座っても、立ち上がる時も、立ち上がっても特に異常はなく、腰を曲げた時にだけ痛みが出ます。

中等度の場合は椅子から立ち上がる時と腰を曲げた時と歩行で痛みが出ます。

重症になると椅子に座る時も立ち上がる時も痛いのですが、座っても痛みがあります。この中では立っているのが一番マシなのでずっと立っていることが多く見られます。更に腰に力が入らないので何か支えるものがないと歩けません。起き上がれないぎっくり腰はこのタイプになります。

治療法

当接骨院でのぎっくり腰の治療方法は3つ。腰の調整をおこなう保険治療と全身の調整をおこなう整体と鍼灸気功です。ぎっくり腰は全身の影響を受けているので基本的には整体か鍼灸気功の方が向いています。

ただ腰が伸びないぎっくり腰の場合は保険治療で対応できます。帰りには痛みは残りますが腰が伸びるようになっていることが多くみられるからです。

腰が曲がらないぎっくり腰の場合は中等度以上であれば複数の筋肉の影響が考えられるので自費での治療の方が向いています。どの治療でも1回で治るということはありませんので続けて通うようにしてください。

ちなみに2017年に米国の内科学会が腰痛のガイドラインを発表しています。腰痛の多くは治療の有無に関係なく時間の経過とともに改善していくので、投薬よりも先ず温熱療法やマッサージや鍼等の薬物以外の治療法を選択すべきとしました。数年前までは鍼灸もマッサージも他の治療法と比べて特に効果はみられないとされていたので大きな変化となりました。

電気療法

多くのぎっくり腰は筋肉が緊張しているために起きています。それに対して当接骨院では中周波という電気療法を使って筋肉を動かして筋肉を緩めていきます。

ただしぎっくり腰の初期に限っては例外で緊張が強すぎるので無理やり筋肉を中周波で動かしてしまうと却って悪化する可能性も考えられます。そのため特に腰が曲がらないぎっくり腰の場合は筋肉を動かさないで痛みを軽減させる微弱電流をおこないます。

経過

ぎっくり腰の経過は2週間タイプと4週間タイプに分けて考えています。最初の数日間が痛みのピークで以後は徐々に軽減していくのであれば2週間、それ以外であれば4週間というのが一つの目安になります。一部はそのまま慢性腰痛に移行します。

その他

コルセットをお持ちの方は付け方の確認をしますのでお持ちください。できる範囲でのストレッチや体操やツボもお教えします。

完全予約制

ぎっくり腰で一番辛いのが待合室での待ち時間です。自宅であれば痛いなりに動いたり寝転がったりできますが待合室では人の目もあってそれもできません。当接骨院・鍼灸院では完全予約制なので待つことなくすぐに治療を受けることができます。

料金

  • 保険は初回約2000円、2回目以降約900円になります。
  • 微弱電流を使用した場合は1080円追加になります。
  • 整体と鍼灸気功は初回6480円、2回目以降5400円になります。

初めての方

  • 相談を希望の方はお電話かHPの問い合わせフォームからお願いします。
  • 初回はお電話での予約になります。
  • 2回目以降の方はお電話かHPの問い合わせフォームからお願いします。

場所と駐車場のご案内

  • 神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央44-5カトレアビル301
  • 横浜市営地下鉄ブルーラインセンター南駅4番出口徒歩1分
  • 駐車場はありませんので近隣のコインパーキングをご利用ください。