Last Updated on 2026年9月5日 by sakura
慢性的な腰痛がなかなか改善しないのはなぜ?
「何か月も腰が痛い」「マッサージに行っても、また痛くなる」——そんな経験はありませんか。
腰痛には、実は筋肉が大きく関係しています。では、筋肉が関係しているのだとしたら、なぜいつまでも治らないのでしょうか。
腰痛にはさまざまな原因がありますが、このページでは当院が日頃の施術で重視している「筋肉」という視点から、慢性腰痛についてお話しします。
腰痛には筋肉が大きく関係しています
腰の痛みというと「骨の問題」や「加齢のせい」と思われがちですが、実際には筋肉が関わっているケースが多くみられます。
筋肉が硬くなると、通常の状態よりも動きの範囲が狭くなります。その状態でいつもと同じように動かすと、筋肉が硬くなっている分、無理に伸ばされて痛みが出るのです。
つまり、「腰が痛い=腰の骨に問題がある」とは限らないのです。まずはここを押さえておいてください。
筋肉は傷ついても、自分で治す力を持っています
ここが今回の話の土台になります。
私たちの筋肉は、一時的に傷ついたとしても、本来は自分で修復していく力を持っています。
わかりやすい例が筋肉痛です。運動した後に痛みが出ても、時間が経つにつれて自然と痛みは引いていきますよね。
筋肉が傷つく → 身体が修復する → 痛みがなくなる
これが本来、身体に備わっている流れです。
それなのに、なぜ腰痛が何か月も続くのでしょうか?
筋肉には、自分で治す力がある。それなのに、1か月、2か月と腰の痛みが続いてしまうのはなぜでしょうか。
私は、単純な筋肉の傷ではなく、「筋肉の硬さがなかなか取れないこと」が問題の一つだと考えています。
では、なぜその硬さが取れないのでしょうか。ここから少し踏み込んでお話しします。
腰痛が良くならない理由は、大きく2つあります
これが今回、一番お伝えしたいところです。
①自分で治す力より、負担が上回っている
筋肉には自分で治そうとする力があります。
ところが、仕事や日常生活などで筋肉への負担が繰り返されると、治そうとする力が追いつかなくなることがあります。
治す力 < 筋肉にかかる負担
この状態が続けば、筋肉の硬さもなかなか取れません。
②腰以外の筋肉が、腰に負担をかけている
腰の筋肉をいくら緩めても、腰以外の筋肉が硬いままだと、身体の動き方そのものが変わってしまいます。その結果、また腰に負担がかかり、腰の筋肉が硬くなる——という繰り返しが起こります。
腰が痛くても、原因が腰にあるとは限りません
②についてもう少し具体的にお話しします。
腰の痛みには、足・股関節・お尻など、下肢の筋肉が関係していることが少なくありません。
たとえば、足の筋肉が硬くなっていると、本来足が担うべき動きを、腰がその分まで肩代わりして働くことになります。腰が、いわば「腰以外の筋肉の仕事」まで無理に引き受けている状態です。
このように腰以外の筋肉に原因がある場合、腰だけを治療しても、根本の原因は残ったままになります。
腰が痛い → 腰を治療する → 一時的には楽になる → でも、腰に負担をかけている原因はそのまま残っている → また腰の筋肉が硬くなる
この流れがあると、腰だけをいくら治療しても、痛みが繰り返されてしまうことがあります。
慢性腰痛では「痛い場所」と「原因になっている場所」を分けて考えます
ここまでの内容を一度整理しましょう。
腰が痛いからといって、腰だけに問題があるとは限りません。
- 腰の筋肉そのものの硬さが問題なのか
- それとも、腰以外の筋肉が腰に負担をかけているのか
- あるいは、その両方なのか
だからこそ当院では、痛みのある腰だけでなく身体全体の筋肉の状態を確認しています。
よくある質問
Q. 慢性腰痛は保険が使えますか?
A. 慢性腰痛は接骨院では保険が使えません。なぜそうなのかはこちらで詳しく説明しています。
>(リンク:慢性疾患と保険治療について)
慢性腰痛で大切なのは「なぜ痛みが続くのか」を考えること
慢性的な腰痛では、痛みの出ている腰だけを見るのではなく、どこの筋肉の硬さが腰痛に関係しているのかを考えます。
腰の筋肉そのものの問題なのか、腰以外の筋肉が負担をかけているのか。実際の身体の状態を確認したうえで、治療方法を考えているのです。
これが筋肉が関与する慢性腰痛に対する当院の基本的考え方です。実際にどのような治療をするのか興味を持たれた方は以下の治療法のページにお進みください。
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