腰痛改善の評価は一つの動きで判断しない!|センター南のさくら接骨院・鍼灸院

Last Updated on 2026年3月18日 by sakura

患者さんの声:「変わっていません」

「腰痛はどうですか?」
施術のとき、こう聞くとですね、わりと多いんですよ、この返答。

「変わっていません。前かがみが痛いです」

腰痛の方だと、「前かがみが痛い」っていうのは、ほんとによくある話なんですよね。
なので、そのまま「まだ変わってないのかな」と思う方も多いんですが——

ここで、私はもう少しだけ聞いてみるんです。

「じゃあ、寝返りはどうですか?」

するとですね、

「寝返りですか?……そういえば、あまり感じなくなりました」

こんなやり取り、実はけっこうあるんですよ。

ご本人としては「変わっていない」と感じていても、よくよく聞いてみると、別の動きでは楽になっていることって、珍しくないんです

腰痛の痛みは複数の動作で起こる

腰痛って、ひとつの動きだけで出るものではないことが多くてですね。

例えば——
前かがみ、寝返り、椅子から立ち上がるとき、靴下を履くとき、顔を洗うとき、車の乗り降り。
こういういくつかの動作で痛みが出ている、という方が多いんです。

ただ、人ってどうしても「一番つらい動き」に意識が向きやすいんですよね。

だから、
「前かがみがまだ痛い」

「だから変わっていない」

「この施術は効果がないんじゃないか」

こんなふうに判断してしまうこと、あるんです。

長くやっていると、この流れで判断してしまう方、けっこう見てきました。

体の変化は少しずつ現れる

ただ実際のところ、体の変化っていうのは、ひとつの動きだけが急に良くなるというよりも、いくつかの動きが少しずつ変わっていくことが多いんですよ。

例えば最初は、
寝返りが痛い、立ち上がりが痛い、前かがみが痛い——
そんな状態だったものが、

まず寝返りが楽になって、
次に立ち上がりが楽になって、
最後に前かがみが変わってくる。

こういう順番で変化していくこと、よくあるんです。

全部の人が同じではないんですが、
「少しずつ、別の動きから変わっていく」っていうのは、珍しくない流れなんですよね。

以前の痛みを忘れてしまうことも

もうひとつ、よくあるのがこれでして。

良くなってくると、前にあった痛みを忘れてしまうんですよ。

施術中にですね、
「そういえば寝返り、もう痛くないですよね?」って聞くと、

「あ、そういえばそうですね」

って、ご本人が思い出されること、けっこうあります。

こちらとしては変化を追って見ているんですが、日常の中だと、意外と気づかないものなんですよね。

1回で効果を判断しない方が良い

ただ、1回の施術だけで判断してしまう場合は、こういう変化に気づく機会が少なくなります。

「前かがみがまだ痛いから」
という理由だけで、

「変わっていない」
「効果がなかった」

と感じてしまうこともあるんです。

その結果、いろんなところを回る、いわゆる「治療院巡り」になってしまう方もいます。

これもですね、長くやっていると、一定数いらっしゃる印象です。

自分自身でも体の変化を確認しよう

もちろんこちらでも、どの動きで痛みが出るのかは確認していますし、記録もしています。

ただ、もし余裕があればでいいんですが——

どんな動きで痛みが出るのか、
どんなタイミングで出るのか、
それと「他にも痛い動きがあるかどうか」。

このあたりを、少しだけ意識しておいていただけると、体の変化が分かりやすくなるんですよ。

最初に来られたときもですね、
「前かがみが痛いです」だけじゃなくて、

「寝返りも痛いです」
「立ち上がるときも少しあります」

こんなふうに教えていただけると、こちらとしても状態を把握しやすくなります。

まとめ

腰痛の改善って、ひとつの動きだけで判断できるものではないんですよね。

いくつかの動作を見ていくと、
「あ、少しずつ変わってきているな」と感じられることも多いです。

無理にそう思う必要はないんですが、
体の変化を少し広い視点で見てみると、回復の流れも分かりやすくなるかもしれません。

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