腰痛にならない座り方のコツ

「良い姿勢」を意識しても腰が痛むのはなぜ?

「背筋を伸ばして、骨盤を立てて座りなさい」 多くの方が、これが正しい座り方だと教わってきました。しかし、意識して背筋を伸ばし続けていても、いつの間にか腰が重だるくなったり、仕事に集中できなくなったりすることはないでしょうか。

実は、腰痛を防ぐために本当に大切なのは「骨盤を垂直にすること」そのものではなく、骨盤と上半身の「関係性」にあります。

角度がバラバラになると腰に負担がかかる

例えば、後ろにもたれかかるリクライニングチェアを想像してみてください。 リクライニングチェアに座るとき、骨盤は後ろに倒れますが、それで腰を痛めたという話はあまり聞きません。それは、「倒れた骨盤の角度」と「上半身の角度」が一直線に揃っているからです。

問題が起きるのは、机に向かって作業をする時です。

  1. 骨盤は椅子の背もたれ側(後ろ)へ倒れようとする
  2. 上半身は画面や書類を見ようとして(前)へかがむ

このように、骨盤と上半身が「反対方向」を向いてしまうと、その境目である腰の筋肉に過度な負担がかかり、疲労して硬くなってしまうのです。

腰痛を防ぐための「座り方」と環境づくり

座り仕事での痛みを軽減するためには、骨盤と上半身の角度を一致させることが重要です。まずは以下の3つの工夫を試してみてください。

  • 深く腰掛ける: 背もたれまでしっかりお尻を入れ、骨盤と背骨が極端に反発し合わないようにします。
  • 椅子の高さを調整する: 肘や膝が自然な角度になるよう調整し、上半身が過度に前傾しないようにします。
  • 座布団を活用する: 椅子の高さが変えられない場合は、座布団をお尻の下に敷いて高さを出すだけでも、骨盤が安定しやすくなります。

すでに筋肉の強張りが強く、姿勢を整えること自体が辛いという場合には、整体治療で土台となる骨格と筋肉のバランスを一度リセットするのも一つの方法です。

よくあるご質問(FAQ

Q:良い姿勢を意識しすぎるのは良くないのでしょうか?
A
:意識すること自体は悪くありませんが、力が入りすぎると逆に腰の負担になることがあります。「楽に保てる姿勢」「同じ姿勢を続けない」が一つの目安です。

Q:クッションや座布団は使っても大丈夫ですか?
A
:問題ありません。高さや角度が合うことで、腰が楽になるケースも多くあります。違和感が減るかどうかを基準に判断してください。

最後に

  • 腰痛は「姿勢が悪い」だけで起きるとは限らない
  • 骨盤と上半身の角度のズレが、腰への負担になりやすい
  • デスクワークでは無意識の前かがみに注意
  • まずは座り方や環境を調整し、それでも続く場合は身体全体を見直す

ご自身の感覚を大切にしながら、無理のない方法を選んでいただければと思います。

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