例えば歯が痛くなったら歯医者さんへ行こうと考えます。目に問題があれば眼医者さんに行こうと考えます。では腰痛ではどうでしょうか。
一般的には整形外科でしょうが接骨院を知っている人は迷うかもしれません。
動かすと痛みが強くなる
突然腰痛になることを急性腰痛と言います。急性腰痛はあくまでも時間的な分類であるためそれだけでは筋肉由来なのか、内臓由来なのか、骨由来なのか、それ以外なのかは判断できません。
急性腰痛は大部分が「動かすと痛みが強くなる」という特徴がありますのでまずはそれを確認。「動かすと痛みが強くなる」ようであれば次に何をした時に痛みが出たのかを思い出して下さい。大抵は前に屈んだ時、立上がった時から痛みが急に出て来た等思い当たる節があるはず。前に屈んだ時に違和感だけだったのに時間とともに痛みが強くなる場合もあります。
どちらにしても「動かすと痛みが強くなる」という腰痛は身体の中で動かす事に関係する筋肉、骨(背骨、骨盤)等が原因であろうと考えられるのです。
大部分が筋肉が関係
「動かすと痛みが強くなる」急性腰痛の場合は筋肉か骨の問題であると考えれば良い訳ですが大部分は筋肉が原因であり、いわゆるぎっくり腰という接骨院でも対応できるもの。
骨が原因
骨が原因で起きる急性腰痛は尻餅をついた、ぶつけた等の大きな外力がかかった場合が一つ考えられます。もう一つは骨が弱くなっている場合、目安としては60歳以上(特に女性)の人が考えられます。他には20歳以下の年齢が若い場合。これらの場合は病院へ行くようにして下さい。
どの状態でも痛みの強さが同じ
一方、「どの状態でも痛みの強さが同じ」という急性腰痛がわずかながらあります。これは座っていても、立っていても、寝ていても、腰を動かしても痛みの強さが同じ状態。かえってじっとしているよりも動いている方が痛みが紛れます。
この場合は身体の中で動かす事に関係しない組織、筋肉や骨以外が原因となる可能性も考えられますのでこの場合も病院に行くようにして下さい。
まとめ
急性腰痛の大部分が筋肉によるもので「動作痛>安静痛」であればいわゆるぎっくり腰の可能性が高く当院で対応しています。一方「動作痛=安静痛」、60歳以上、20歳以下、何からの衝撃後に腰痛になった方は病院へ行くようにしてください。