朝起きた時の腰の痛み

朝起きた時に特に腰が痛い、朝起きた時から首が痛いという訴えはとても多くみられます。身体を動かすときは主に骨と筋肉が関係しますが、寝ている間に骨がどうにかなることは考えられないのでそのような時は筋肉の可能性が最も高いと考えられます。

昨日も同じ痛みがあった場合

筋肉由来の痛みに場合、朝の痛みというのは最後の最後まで残るもの。朝以外は痛みが軽減しているのであれば順調に回復していると考えられるのでそれほど問題はありません。そのような場合は目を覚ましても布団の中にしばらく深呼吸を繰り返し身体が温まってから起きるようにしてください。お風呂等も有効です。

昨日まで痛みはなかった場合

ある程度の時間で楽になる場合と時間が経っても楽にならない場合の2パターンあります。

ある程度の時間で楽になる場合

この場合は体調が悪くなりかけているということなので黄色信号です。まずは生活習慣を改善する必要がありますが、できない場合や何日間も痛みが続くようでしたらであればどこかで治療を受けるのも良いかもしれません。

時間が経っても楽にならない場合

これは完全に体調不良になっているので生活習慣を改善しながらどこかで治療を受けるようにしてください。

原因

筋肉が硬くなる原因は寝ている時に筋肉が硬くなる場合と寝る前にすでに筋肉が硬くなっている場合の2つがあります。

寝ている時に筋肉が硬くなる場合

床に寝てしまったとか寒いのに布団をかけなかったというようなことがなければ、寝ている間には誰でも身体を動かさないため筋肉は硬くなるものなのでこちらはさほど問題はありません。

寝る前にすでに筋肉が硬くなっている場合

ストレス、疲労、不規則な生活、内臓の不調、天候、目や歯や顎の問題、パソコン作業、スマホの使いすぎ等の日常生活の問題が続いている場合は寝る前にすでに筋肉が硬くなっているのでこちらが朝起きた時の腰の痛みの原因になります。

対策としては寝る前にストレッチ、ゆっくり入浴する、深呼吸等リラックスできる時間を増やすようにすることが必要です。睡眠時間が短ければ筋肉の疲労の回復も遅れて硬さがとれないので寝不足も避ける必要があります。

最後に

朝起きた時に腰肩首等に痛みがある場合は起きている時の問題であることが多いのでセルフケアをするならば起きている時に降りかかってくる問題に対処した方がはるかに有効です。

各人には自然治癒力が備わっているので適切なセルフケアでの改善は可能ですが、何日経っても変わらなければどこかで見てもらうようにしてください。