足湯

はじめに

腰痛でも頭痛でも風邪でも体調が悪くなる前段階には自律神経の乱れが関与しています。

我々が行なっているセルフケアのメインは「自律神経をうまくコントロールして体調を崩しにくくすること」なのですがその一つとして足湯があります。

ただ残念ながら足湯は簡単なことなので一般的には軽くみられています。「枕を替えた方が~」「布団を替えた方が~」「運動をした方が~」という話はよく聞きますが「足湯をした方が~」という話はあまり聞かれません。

枕や布団や運動というのは商売とつながっているので宣伝してくれる人がたくさんいます。それと比べると足湯では売り物になるのがバケツぐらいしかありませんので商売にならないのです。

せいぜいリラックス用や観光地の目玉であって治療用では考えられていませんが、「頭寒足熱」という言葉があるように非常に安価で効果の高いセルフケアなのです。

足湯の方法

たらいやバケツ等にくるぶしにかかるくらいのお湯を張ってから両足を入れ、あとは10分位差し湯をしていくだけです。

自分では差し湯はくるぶしまで浸す事はありませんし、20分位やっているときもありますの慣れてきたら適当で良いと思います。

デメリット

デメリットは少々準備に手間がかかるということと普段バケツが邪魔になること。

何に効果があるのか

自律神経に関係しているほとんどの病気に有効(つまりほとんどの病気に有効)ですが、特に病気の前段階での予防や体調管理として有効です。

ウォーキングとか体操と同じように日常に組み入れるのがお勧めです。

効果がある理由

手足の冷えは特に寒い時や体調の悪い時や自律神経が乱れている時になりやすいのですが、これは自律神経の交感神経が優位な状態になっているということ。

冬に木の葉を落とすのと同じ原理で、自分の体調に異変が迫ってきているため末端を捨てて重要な中央部分に血液を集め生命を守ろうとしているからです。

ただそれは重大な時でも軽微な時でもなりますので、普段の時でも手足を温めることによって副交感神経が優位な状態を確保できれば十分に自律神経のコントロールができるのです。

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