Last Updated on 2026年4月3日 by sakura
「立っても座っても靴下が履けない」
「腰が痛くて立ったまま靴下が履けない」
「とにかく足が挙げられないのでズボンも立って履けない」
腰痛の時にこのようなお悩みはよくありますが、細かく見ていくと下記のようになります。
・前かがみになると痛くて腰が曲げられない
・足を持ち上げると腰に痛みが走る
・少しだけしか足が挙がらない
・座っても足が挙がらない
要するに立っても座っても靴下が履けない方は、「仰向けになって履く」しかありません。
仰向けになると靴下が履ける理由
人間の身体は立っている場合は特に重力の影響が大きく、そのままだと倒れてしまう為、主に筋肉が身体のバランスをとっています。ただ立っているだけではなく、筋肉は緊張しています。
仰向けになると重力の影響が少なくなるので、筋肉の負担も減り、その分靴下を履く方にリソースを持って行けるのです。
また靴下を履く時に、立位だと太ももを挙げるだけでは手が届かないので、腰部を前に屈める必要があります。ところが仰向けでは太ももが立位時よりも曲げられるので、腰部を前に屈める必要がありません。
なぜ立って靴下が履けないのか
一例を挙げます。
「通常、体の中では『後側』と『前側』の筋肉が綱引きをしてバランスをとっています。ところが何かのきっかけにより、後側の筋肉がガチガチに緊張して、前側の筋肉を後ろに引っ張り込んでいる状態が起きることがあります。
靴下を履くのには前側の筋肉が太ももを持ち上げないといけないのですが、後側に引っ張られているので持ち上がらないのです。
そして前に屈もうとしても、後側の強力なブレーキがかかっているため、体は曲がりにくくなっています。無理に屈もうとすれば、緊張している後側の筋肉が伸ばされて痛みとなって現れます。
なぜ椅子に座って靴下が履けないのか
椅子に座って靴下を履く。実はこの動作は腸腰筋の筋力検査でもあります。腸腰筋が上手く働いていないと太ももが挙がりません。ということは椅子に座って靴下が履けない場合は腸腰筋が大きく関係していると考えられるのです。
つまり腸腰筋が硬くなりすぎて働かない、弱くなりすぎて後側の筋肉に引っ張られて働かないのどちらかになっているのです。
この状態を放置すると、慢性的な腰痛へ移行するといったリスクが高まります。勿論、全てがこれに当てはまるわけではありませんが、腰痛があって靴下が履けない場合は最初にこの状態を疑います。
セルフケア
靴下を履けない場合、腸腰筋に問題がある場合と、後側の筋肉が硬くなってる場合が最初に考えられると書きました。このような場合、直接腸腰筋をストレッチするよりも、後側の下肢から始める方が安全です。
下腿の立位ストレッチ
腰痛改善や足の動きのサポートには、ふくらはぎの筋肉を柔らかく保つことも重要です。立ったままで簡単に行えます。
1. 腓腹筋(膝を伸ばしてストレッチ)
- 壁に手をつき、片足を後ろに引く
- 膝を伸ばしたままかかとを床につける
- ふくらはぎの上部が伸びているのを感じながら20〜30秒キープ
- 反対側も同様に行う
2. ヒラメ筋(膝を曲げてストレッチ)
- 壁に手をつき、片足を後ろに引く
- 膝を軽く曲げ、かかとを床につける
- ふくらはぎ下部が伸びているのを感じながら20〜30秒キープ
- 反対側も同様に行う
当院でできること
当院では、後側の筋肉の緊張を緩め、腸腰筋を含む前側の筋肉が正しく働ける状態を作ります。このように前後の筋肉のバランスを整えることで、仰向けにならなくても足が自然に挙がる動きを取り戻すことが可能になります。
腰痛が続く状態を放置すると、慢性的な腰痛や日常生活の制限につながるリスクがあります。靴下が履けないなど、日常生活で困っている方は、早めに筋肉の状態を確認することが症状改善への近道です。
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