保険を使った鍼灸治療は症状により可能
「そちらでおこなっている鍼灸は保険でできますか?」という電話をたまに受けます。知らない人の方が多いと思いますが医師の同意書があれば神経痛、リュウマチ、五十肩、腰痛症、頸腕症候群、頚椎捻挫後遺症の6疾患の場合は保険を使った鍼灸治療が可能です。ただし当院の鍼灸治療は保険ではおこなっていません。
保険を扱っていない鍼灸院は多い
ほとんどの接骨院が保険を取り扱っているのと比べると鍼灸院が保険を取り扱っている割合は多くはありません。当院でも鍼灸の保険の取り扱いは中止しています。
保険の鍼灸治療を取り扱っていない理由
治療時間が短い
鍼灸治療は「全身が悪くなっているから痛みが出てくる」という考え方が基本です。腰痛であろうが内臓の問題であろうが時間をかけて全身を診る必要があるのですが、保険の料金は安価なためそれでは採算が合いません。
短時間で終わらせるのであれば当然効果は下がるので効果を上げるために来院回数を増やすのが前提になります。ところが実際は自費の鍼灸治療と同じペースの人が多く効果が出にくいのです。これでは当院の治療法とは馴染まないので引っ越しを機に鍼灸の保険の取り扱いは中止しました。
最後に
保険を使った鍼灸治療を希望するのであれば間隔を詰めて通う必要があります。間隔を詰めて通えないのであれば自費で鍼灸治療をした方が結局のところ治療の費用も回数も少なくて済みます。