Last Updated on 2025年3月25日 by sakura
「治療後は腰痛は軽減したけど後で元に戻ってしまった。」「治療後は肩こりは軽減したけど後で元に戻った。」ということはよくあることで珍しい事ではありません。実際に痛みが少しだけ戻ったり、完全に元の痛みに戻ったりすることはよくあります。
特に筋肉が硬いのが原因であれば治療により一時的に筋肉が緩んで軽減しますが、時間が経てばまた硬くなってくるので痛みは戻ります。薬の効果が切れると痛みが元に戻ったり、湿布を貼り忘れて痛みが戻ったりするのと同じなのです。
ただ単純に一時的な筋肉の使い過ぎの場合はそのまま良くなって後に痛みが戻ることはないかもしれません。
また原因が他の部分にある場合にも同じようなことが起きます。肩こりなどは特にそうなのですが凝っている部分を一生懸命に押すと直後は楽になりますがすぐに元に戻ります。これは肩こりの原因が凝っている部分ではなくて他の部分が原因と考えられます。目、歯、内臓、他の筋肉が原因だったりする場合はその部分が治らなければ肩はすぐに凝ってくるのです。
外部環境の変化や精神的なストレス等が原因の場合も同様でこれらが良くならなければ筋肉の硬さも一時的にしか戻らないでしょう。
痛み始めで炎症が強い時もそうです。特に痛みの発症後1~3日は炎症の勢いが強いので治療しても効果が感じられないことも多いのですが、これは薬を飲んでも風邪がすぐに良くなるわけではないのと同じ。痛みが軽減していくのには時間がかかることが多いのです。