ぎっくり腰になった場合安静にした方が良いですか?

Last Updated on 2024年12月18日 by sakura

ぎっくり腰になった場合安静にした方が良いですか?」

これはよく聞かれる質問です。以前はぎっくり腰は安静にした方が良いと言われていました。足首の捻挫や肉離れと同じで筋肉等が傷ついて炎症を起こしていると考えられていたからです。傷ついた部分は動かしているとくっつきにくいので、安静にして筋肉同士がくっつくのを待つ、もしくは炎症を起こしている部分が治まるのを待つというわけです。

時は流れて、現在ぎっくり腰は安静よりも日常生活の範囲内で動いた方が治りが良いと言われるようになっています。

これはぎっくり腰が足の捻挫や肉離れのような筋肉等が損傷しているよりも、筋肉が硬くなったことにより起きる痛みの方が強いと考えられるようになったからではないでしょうか。筋肉が硬くなっていることによる痛みの場合は筋肉を緩めれば良く、それには筋肉を動かせば良いのです。だから動いた方が良いといわれるのです。

ただし全く動けない場合や動かしたくなければ無理して動かす必要はありません。筋肉や他の部分が損傷している場合もあるからです。