接骨院で保険で五十肩の治療は出来るのか?

四十肩・五十肩は保険では治療できません

「四十肩・五十肩は接骨院で保険が使えますか?」という問い合わせがたまにありますが、結論から言うと保険の適用外です。四十肩・五十肩は改善するまで数ヶ月から数年かかると言われている慢性疾患。慢性疾患は接骨院・整骨院では保険が使えないルールになっているからです。

五十肩で保険が使えるのは病院か四十肩・五十肩を保険で取り扱っている一部の鍼灸院だけです(当院でも以前に保険鍼灸をおこなっていましたがは現在は止めています)。

四十肩・五十肩の認識の違い

当院で考えている四十肩・五十肩と患者さんが考えている四十肩・五十肩には違いがみられます。一般的には肩が痛くなると「四十肩・五十肩かも」と考える方が非常に多いようですが、先ほど書いたように四十肩・五十肩は慢性疾患。肩が痛くなり始めの頃はこれが四十肩・五十肩かどうかはまだわかりません。

例えば肩を捻って痛くなったとか、転んで手をついて痛くなったと言う場合は、四十肩・五十肩ではなくて肩関節の捻挫と考えられるので接骨院でも保険が使える可能性があります。

まずは「肩が痛くなったのはいつ頃なのか」「何をしてから痛くなったのか」を思い出し、それから四十肩・五十肩の対処法を考えましょう。

保険治療の効果

仮に四十肩・五十肩の人に保険用の治療をしたとしても残念ながらあまり効果はありません。というのは接骨院・整骨院の保険の治療は急性期用のものなので慢性疾患である四十肩・五十肩には向かないからです。

なので四十肩・五十肩で治療をするならば保険を使う場合は病院、その他は自費でおこなうということになります。