お灸にこんなイメージ、ありませんか？
「お灸って熱そう…やけどしないの？」
「昔の罰みたいなイメージがある…」
「本当に効果あるの？」
鍼灸の“灸”と聞くと、少しハードルが高く感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも実は、今のお灸はとてもやさしく、心地よい治療法なんです。
この記事では、初めての方が気になる「お灸の熱さ」や「本当に効くのか」という疑問にお答えします。
お灸ってどういう治療？
お灸は、“もぐさ”というヨモギの葉の裏にある白い綿毛を乾燥させたものを使って、体のツボ（経穴）を温める治療法です。
身体を内側から温め、血流を良くし、自然治癒力を高めるといわれています。
お灸は熱い？やけどしないの？
結論から言うと、現代のお灸は「熱すぎない」ように調整されていて、やけどの心配もほとんどありません。
お灸の種類と熱さの違い
お灸の種類は大きく、直接灸と間接灸に分けることが出来ます。
直接灸とは皮膚に小さなもぐさを直接置いて燃やすもので、熱さを感じるが、火傷しないよう小さく使用します。
間接灸とは皮膚にもぐさが直接触れない（台座灸など）もので、安全性が高く、心地よい温かさでリラックス効果が高いです。
当院の鍼灸気功治療では、基本的に間接灸を使用しています。じんわりと温かく、「ぽかぽかして気持ちいい」と感じる方が多いです。
お灸の効果とは？
お灸の効果は、主に以下のような働きによるものです：
血流の改善
温めることで血行が良くなり、筋肉のコリや痛みの緩和につながります。
自律神経の調整
お灸の温熱刺激は副交感神経を優位にし、リラックス効果があります。不眠やストレス、疲労感にも。
免疫力アップ
体温が上がることで免疫細胞の働きが活性化し、風邪予防や体調管理にも効果が期待されます。
内臓機能の調整
ツボを通して、胃腸の不調や月経トラブルなど、内臓の働きにもアプローチできます。
実際の施術の流れ（当院の場合）
- カウンセリングで体調や症状をしっかりヒアリング
- 体質や症状に合わせてツボを選定
- 熱さの感じ方を確認しながらお灸を施術
- 終了後は温かさが身体に残り、ぽかぽか感が続きます
自宅でできるセルフ灸も人気
最近では、台座灸タイプのお灸を使って自宅でセルフケアする方も増えています。
当院でも使い方の指導や、おすすめのお灸をご紹介していますので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。
お灸は「熱くて痛い」ものではありません
お灸は、現代ではやさしく穏やかで、効果の高い伝統的な治療法として見直されています。
「熱そうで怖い」と思っていた方も、ぜひ一度体験してみてください。
ぽかぽかと心地よく、体が軽くなる感覚を、きっと実感していただけるはずです。
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