頭痛や寝違えの経穴

Last Updated on 2024年8月10日 by sakura

寝違えになった場合に大腸経の合谷という経穴を試してみると良い結果がでることがあります。

最初は椅子に座って上を向く、下を向く、左右に倒す、左右に振り向いてみます。どの方向に動かすと動きがわるいのか確認しましょう。その時に痛みが出るかどうかよりもどれくらい動くかに注意してください。

次に合谷を押さえます。合谷は手の甲側で親指と人差指の間にあるので人差指の骨に沿って手首側に指をすべらせます。骨が凹んでいる、米粒のような硬結がある、指が止まる所のどれかが見つかったらその部分に合谷がありますのでを強く押えて周りとの痛さの違いがみられるか確認しましょう。

痛みの強さや痛みの感じが違う部分があったらそこが合谷です。合谷を押えながら先ほどと同じように首を動かして首が曲がりやすくなっているかを再確認してください。

効果がみられたならばそのまま30秒間押圧します。30秒間押圧後、合谷から手を離して最初と比べて首の動きが良くなっているかを確認します。変わらなければ反対側の合谷に同じ事をおこないます。それでも変わらなければ今の寝違いと合谷とは関係しないので他の経穴を探します。

効果がみられるならば時間をおいて繰返して下さい。変わらない場合は押圧刺激では足りないのか、合谷が主原因ではなのかもしれません。合谷は寝違え以外にもむちうちや頭痛に効果のある場合がありますのでそのような場合にもぜひ試してください。