椅子に座ると足が痺れてくる

椅子に座ると足が痺れてくると訴えて来院される方がいます。何かをすると症状が変化するというのはものすごく重要な情報です。

立っている時は何でもなくて座った時に痺れてくるのであれば、座ることに関係する何かが痺れの一番疑わしい原因と考えるのが普通。これだけで筋肉が関係している可能性が高くなります。

立っている時と座っている時の大きな違いは股関節と膝関節が伸びているか曲がっているかということ。関節を曲げたり伸ばしたりするのには筋肉が関係しています。

痺れは正座を思い出してもらえばわかりますが「血管圧迫→血行不良→痺れ」という順番でおこります。座ると股関節と膝関節の筋肉が血管を圧迫して痺れを起こしていると考えられるのです。

痺れて座っている状態のまま足を伸ばしてみます。これでしびれが消える様であれば膝関節に関係している筋肉が怪しくて、痺れが変わらない様であれば股関節に関係している筋肉が怪しくなります。

仮に股関節の場合は、殿部の筋か大腰筋の可能性が高くなるので治療をする場合はそれらの筋肉にアプローチしていくことになります。

応急処置的な対策として立ち上がって歩く、姿勢を変える(特に骨盤を後ろに倒すと楽になりやすい)、椅子を高くする(座布団を入れても良い)、殿部の筋か大腰筋のストレッチをやってみてください。

お問合せ

症状や治療内容等のお問合せの方はこちらからでも電話でも受付しています。初めてご予約される方は電話でお願いします。2回目以降は電話でもネット予約でもOKです。

前の記事

疾患名と症状名