股関節の痛みの対処法

はじめに

股関節痛の原因として一般的に疑われるのは「股関節の骨がすり減った 」ことによる変形性股関節症。すり減った骨は元の状態には戻りません。この理屈からすると一生股関節の痛みと付き合わなければいけないはずですが、実際はそうならない場合もあります。また、画像検査では股関節のすり減りが見つからない場合も多々見られるようです。

どうしても画像に写る骨を中心に考えてしまいやすいのですが股関節を支えるのは骨だけではありません。筋肉のような軟部組織もあります。筋肉が硬くなったことによっても股関節の痛みが起きるのです。もし筋肉が原因の股関節の痛みであれば整体や鍼灸等の筋肉を緩めていく治療やセルフケアを行えば改善が見込めるのです。

骨がすり減っている一辺倒の考え方から、筋肉が原因の可能性も視野に入れることが股関節痛の改善の第一歩になります。

症 状

股関節の痛みは女性の方に多く、歩いた時、あぐらをかいた時、ズボンを履こうとして足を上げた時、座っている時等に多くみられます。

原因

人間の身体は頭頚部、体幹、四肢に分かれ、その境目である関節に最も負担がかかるので、当然体幹と下肢の境目にある股関節にも負担が大きくかかります。

股関節は特に曲げる時の問題であることが多いので、あぐらや座椅子、ソファー等への長時間の座位、長時間の歩行が関係します。

治療法

誰にでも自然治癒力というものが備わっているので、股関節の痛みもぎっくり腰や寝違えと同じように何もしなくてもある程度の期間で修復されます。

ただし、ストレスにより自然治癒力が弱まっている場合はいつまでたっても修復されませんので、そちらの方も本腰を入れて対策をしていく必要があります。

そのような場合は股関節だけを見ていく治療よりも、全身を見ていく治療(当院では整体治療や鍼灸気功治療)を選ぶのが良いでしょう。

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