膝の痛みの対処法

はじめに

昔は膝が痛くなるのは「膝が原因」と言う考え方しかなかったため、膝だけに治療をするというのが一般的でした。ところが長年この世界にいると「膝以外が原因」の場合があり、その方が圧倒的に多いということがわかってきます。

つまり膝が痛いのは膝が悪いからというのは古い考え方。まずはこの考え方を捨てるというのが膝が良くなる一番の近道になります。

分類

当院では膝の痛みは大まかに「怪我」「変形性膝関節症」「筋肉のこり」の3つに分けて考えています。

その判断の1つが熱を持っていたり、腫れていたり、じっといていてもズキズキしたり、動かすと痛いという炎症の有無で、「怪我」「変形性膝関節症」の場合には有りますが、「筋肉のこり」の場合はあまりありません。

痛くなったきっかけも判断の目安になります。「怪我」であれば転んだとかぶつけたとか痛くなったきっかけがわかりますが、「変形性膝関節症」「筋肉のこり」だときっかけはわからないことの方が多いです。

他には「変形性膝関節症」の場合は中年以上の女性に多く見られるという年齢や性差も判断の目安になります。

怪我

膝をひねったり、ぶつけたりした怪我の場合は膝が傷ついて炎症が起きているため、膝に熱を持っていたり、腫れていたり、じっといていてもズキズキしたり、動かすと痛いという特徴があります。

傷ついた部分が修復されるに従って炎症は治まっていくので最初の数日をピークに徐々に軽減していきます。

変形性膝関節症

変形性膝関節症の場合も膝に炎症があるため怪我と同様の症状がでますが、怪我との違いは膝全体が腫れ上がること、膝の内側が痛いこと、痛くなったきっかけが不明なこと、中年以降の女性に多く見られること、炎症が長引くこと等が挙げられます。

このような症状がある場合は最初に病院に行くようにしてください。

筋肉のこり

膝に炎症が起きていないにもかかわらず膝が痛い場合で、歩いていると段々痛くなってくる、歩き始めだけが痛い、立ち上がる時が痛い、体重をかけない状態での膝の曲げ伸ばしは痛くない等の症状があると筋肉が原因の可能性が高くなります。

特に膝から離れたところにある筋肉が硬くなっているのが原因の場合が多いので、膝だけに焦点を当てて治療したり、筋力不足を原因として筋トレしても良くなりません。膝自体ではなく全身を診ていく必要があるのです。

例えば階段を上がっているとだんだん足が挙がらなくなり、続けると足に痛みも出てきますが、これは筋肉が疲労して硬くなるため。同様に普通に生活してきた人が何の前触れもなく膝が痛くなるのは、突然筋肉が減って痛みが出るのではなく、疲労のため筋肉が硬くなって痛みを起こすと考える方が自然なのです。

そのため治療としては筋肉をつけるのではなく、最初に筋肉の疲労、つまり硬さを取っていくのが先ということになります。

加えてこの場合は膝の筋肉ではなく、膝とは離れた部分の筋肉の影響を受けて痛みが起きていることが殆どであり、整体か鍼灸気功のような全身を見ていく治療が必要になるのです。

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