ぎっくり腰の対処法

はじめに

ぎっくり腰というのは正式名称ではないため定義というものがありませんが当院では次のように考えています。

  • 腰痛になってから1ヶ月を経過していないもの
  • 腰痛がさらに悪化してから1ヶ月経過していないもの

ぎっくり腰の症状

腰を動かすと痛い

ぎっくり腰のメインは大腰筋という筋肉で、「腰を動かす時」「姿勢の維持」「歩行」に関係します。

そのため軽いものは「腰を動かす時だけ痛い」のですが、重くなってくると下記のような「姿勢の維持」「歩行」にも痛みが出るようになります。

  • 椅子から立つ時に痛い
  • 座るとすぐに痛くなる
  • 腰に力が入らない
  • 歩くと痛い

対策

腰を動かした時だけ痛い場合はコルセットが有効ですが、それ以外の症状があるとコルセットの効果は減少します。

安静ではなく痛みの強く出ない範囲で普通に生活するのを推奨しますが、痛みが強い場合は無理に動く必要はなく仕事も数日休む覚悟が必要です。

自宅では仰向けになって両膝を立てて左右にゆっくり倒す動作を痛くない範囲で左右5回ずつおこないます。

寝る時は横向きで抱き枕があればそれを使い、無ければ布団などを縦に丸めて抱き枕の代わりにして使うようにします。

経過

前屈みの痛みだけの場合は2週間ですが、他の症状もある場合は2~4週間というのが一つの目安です。一部はそのまま慢性腰痛に移行します。

腰が伸びない

腰が伸びないぎっくり腰は大半が椅子から立ち上がる時に起こります。

これは座っている時に大腰筋が固まってしまい、椅子から立ち上がる時にその筋肉が伸びなくなってしまったために起こるものです。

付属の症状として下記のものがあります。

  • 後屈ができない
  • 椅子に座っている時は腰は痛くはないが立ち上がる時に痛い
  • 腰が伸びないので腰を丸めて歩く
  • 仰向けが辛い

対策

固まっている筋肉を緩めることができると痛みは軽減して腰が伸びた状態で帰ることができますので、そのような治療院に行くのが最善の策です。
自宅では仰向けになって両膝を立てて左右にゆっくり倒す動作を左右5回ずつおこなってください。

経過

2週間が目安です。

原因

「重いものを持って」「下の物を拾おうとして」ぎっくり腰になったと良く言われていますが、それらは駄目押しに過ぎません。重要なのはそれまでにぎっくり腰になる下地が整っていたということ。

腰周囲の筋肉、特に大腰筋が硬くなることに起因していることが多いので、大腰筋を硬くさせてしまうものこそが真の原因なのです。

筋肉の問題

大腰筋を硬くさせる大きな原因は「座っていること」。「座っている時間が長ければ長くなるほど」「悪い姿勢で座れば座るほど」大腰筋には負担がかかり疲労して硬くなります。

全身の影響

日常生活のストレスや体調不良などで自律神経が乱れて全身の筋肉が硬くなると大腰筋も当然硬くなります。

更に自律神経が乱れていると毎日行われている身体のメンテナンスがおろそかにされて、疲労や筋肉の硬さの回復が遅れます。

筋肉が固いままの状態が続けばそのうちにその人の一番弱っている部分から痛みを発します。つまりぎっくり腰になる人は腰が一番弱っていたところに身体の疲労が重なって起きたものなのであって、「重いものを持って」痛くなるのはその結果なのです。

安静は勧められていない

筋肉が痛みを起こすのには肉離れや打撲の様に「筋肉が傷ついている場合」と「疲労により筋肉が硬くなっている場合」があります。

例えば「筋肉が傷ついている場合」は傷口が早く塞がるように安静にする必要がありますが、「筋肉が硬くなっている場合」は緩めるために動かした方が良いのです。

ぎっくり腰は昔は安静と言われていましたが、現在は動ける範囲で動いた方が良いと言われています。これは筋肉が硬くなっているために緩めていった方が良いということなのです。

治療法

ぎっくり腰は主に大腰筋が硬くなっていることが多く、「大腰筋の使いすぎによるもの」と「全身の影響によるもの」の両方が重なって起きると考えていますので、治療も当然「大腰筋を緩める」「全身の疲労を取る」必要があります。

当院ではぎっくり腰には保険治療、鍼灸気功治療、整体治療がありますが保険治療は「大腰筋を緩める」治療なので「全身の疲労を取る」のはセルフケアでおこなうようにしてください。

セルフケアができない場合、根本から改善したい場合は鍼灸気功治療か整体治療になります。

その他

  • コルセットをお持ちの方は付け方の確認をしますのでお持ちください。
  • できる範囲でのストレッチや体操やツボもお教えします。
  • 初期の痛みの強い場合は微弱電流を使います。

完全予約制

ぎっくり腰では待合室での待ち時間は非常につらいものがあります。自宅であれば痛いなりに動いたり寝転がったりできますが待合室では人の目もあってそれもできません。その点当接骨院・鍼灸院では完全予約制なので待つことなくすぐに治療を受けることができます。

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