ぎっくり腰の対処法

はじめに

ぎっくり腰というのは正式名称ではないため定義というものがありませんが当院では次のように考えています。

  • 腰痛になってから1ヶ月を経過していないもの
  • 慢性的な腰痛が悪化してから1ヶ月経過していないもの

原因

「重いものを持って」「下の物を拾おうとして」等がぎっくり腰の原因として良く挙げられていますが、それらは始まるきっかけに過ぎません。重要なのはそれまでにぎっくり腰になる下地が整っていたということなのです。

いわゆる身体の疲労というもので、疲労により身体のメンテナンスがおろそかにされることによって、その人の一番弱っている部分から痛みを発します。つまりぎっくり腰になる人は腰が一番弱っていたところに身体の疲労が重なって起きたものと言えます。

筋肉の問題

腰が弱る最大の原因は「座っていること」。「座っている時間が長ければ長くなるほど」「悪い姿勢で座れば座るほど」腰には負担がかかります。

そしてぎっくり腰の特徴は「腰を曲げると痛みがある」ということ。これはストレッチと同じで筋肉が硬いのに無理に伸ばしているから起きるのです。つまり筋肉が硬くなっているというのが直接の原因になります。

安静は勧められていない

筋肉が痛みを起こすのには「筋肉が傷ついている場合」と「筋肉が硬くなっている場合」があります。例えば肉離れや打撲の様に「筋肉が傷ついている場合」は傷口が早く塞がるように安静にする必要がありますが、「筋肉が硬くなっている場合」は緩めるために動かした方が良いのです。

現在ぎっくり腰は動ける範囲で動いた方が治りが良いと言われていますが、これは筋肉が硬くなっているために緩めていった方が良いということなのです。

ぎっくり腰の分類

ぎっくり腰のメインは大腰筋という筋肉で、「腰を動かす時」「姿勢の維持」「歩行」に関係してます。

軽症であれば「腰を動かす時」だけ痛いのですが、悪化しているものは「歩行」や「姿勢の維持」に問題が出てきます。

前屈みが痛い

ぎっくり腰で最も多い症状が前屈みになると痛いということですが、それ以外の下記の症状が増えるに従って重症になります。

  • 椅子から立つ時に痛い
  • 座るとすぐに痛くなる
  • 腰に力が入らない
  • 歩くと痛い

対策

前屈みだけが痛い場合はコルセットが有効ですが、それ以外の症状があると効果は減少します。硬くなっている筋肉を緩めるために痛みの強く出ない範囲で普通に生活するのを推奨しますが、痛みが強い場合は無理に動く必要はなく仕事も数日休む覚悟が必要です。

自宅では仰向けになって両膝を立てて左右にゆっくり倒す動作を痛くない範囲で左右5回ずつおこないます。

寝る時は横向きで抱き枕があればそれを使い、なければ布団などを縦に丸めて抱き枕の代わりにして使うようにします。

経過

前屈みの痛みだけの場合は2週間ですが、他の症状もある場合は2~4週間というのが一つの目安です。一部はそのまま慢性腰痛に移行します。

腰が伸びない

腰が伸びなくなってしまうぎっくり腰は座った状態の時に筋肉が固まってしまったのが原因で、椅子から立ち上がる時にその筋肉が伸びないために起こるものです。

  • 後屈ができない
  • 椅子に座っている時は腰は痛くはないが立ち上がる時に痛い
  • 腰が伸びないので腰を丸めて歩く
  • 仰向けが辛い

対策

固まっている筋肉を緩めることができると痛みは軽減して腰が伸びた状態で帰ることができますのでそのような所に行くのが最善の策です。

自宅では仰向けになって両膝を立てて左右にゆっくり倒す動作を左右5回ずつおこなってください。

経過

2週間が目安です。

治療法

ぎっくり腰の治療法の選択方法は以下の通りです。

  • 歩行の痛みがない  保険治療、整体治療、鍼灸気功治療
  • 歩行の痛みがある  整体治療、鍼灸気功治療

その他

  • コルセットをお持ちの方は付け方の確認をしますのでお持ちください。
  • できる範囲でのストレッチや体操やツボもお教えします。
  • 初期の痛みの強い場合は微弱電流を使います。

完全予約制

ぎっくり腰では待合室での待ち時間は非常につらいものがあります。自宅であれば痛いなりに動いたり寝転がったりできますが待合室では人の目もあってそれもできません。その点当接骨院・鍼灸院では完全予約制なので待つことなくすぐに治療を受けることができます。

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