夕方なると腰が痛くなる
午前中は何でもないのですが午後や夕方以降に腰の痛みが出てくることが続く場合があります。
これには2パターンが考えられます。
「腰痛が良くなっている過程で起こる夕方の痛み」と「何でもない状態から夕方にでてくる腰の痛み」です。
どちらも座業の方に多く、筋肉が疲労によって硬くなり血行不良となった結果に起こります。
「腰痛が良くなっている過程で起こる夕方の痛み」の場合は
特にぎっくり腰の場合で回復途中の経過として正常なことなのでそれほど問題はありません。
回復途中なので筋肉の硬さが残っている状態で、
疲労が蓄積してくる夕方になると更に筋肉が硬くなってくるために血行不良となって痛みが出てくるのです。
「何でもない状態から夕方にでてくる腰の痛み」 が続く場合も同じです。
誰でも夕方になると疲労が蓄積して筋肉が硬くなってくるのですが
正常な人は痛みを起こすところまではいかずに翌日には筋肉の硬さは正常に戻ります。
ところが1日で筋肉の硬さの回復が出来なくなっている人は夕方の疲労には耐えられなくなっているのです。
その場合は一時的な対策ですが硬くなっている筋肉を緩めるようにします。
おそらく座っていて痛くなるので一度立ち上がってみます。
それで腰痛が楽になるのであれば最初に疑う筋肉は大腰筋なので立ち上がって周りを歩いてみる、
椅子の高さを上げる、座布団を置く、大腰筋のストレッチ等を行ってください。
どちらも座業の人に多いので座位の時に酷使する筋肉が原因と言うことになります。
それは生活習慣の変化によって全身の筋肉が硬くなっているという基礎の上に成り立っているものなので
生活習慣の見直しをするのが一番です。
セルフケアとしてストレッチ、保温、規則正しい生活、睡眠を充分にとるようにしてください。