急性腰痛と慢性腰痛
こんにちは!横浜市都筑区で腰痛治療をおこなうセンター南のさくら接骨院・鍼灸院です。
急性腰痛と慢性腰痛は腰痛を時間的に分類したものです。
発症から4週未満を急性腰痛、4週~3ヶ月までが亜急性腰痛、
3ヶ月以上が慢性腰痛とされています。
例えば発症から1週間経過した腰痛の場合、
この腰痛は急性腰痛なので4週以内に良くなる可能性があるという目安になります。
1ヶ月経過した腰痛の場合、
この腰痛は亜急性腰痛なので3ヶ月以内に良くなる可能性があるという目安になります。
3ヶ月以上経過した腰痛の場合、
この腰痛は慢性腰痛なのでいつ良くなるかはわからないという目安になります。
あくまでも目安ですが。
急性腰痛と慢性腰痛は時間的な分類なので痛みの強さは関係ありません。
ぎっくり腰の状態が3ヶ月続いたとしても、
軽い腰痛が3ヶ月続いたとしても同じ慢性腰痛ですし、
ぎっくり腰の状態が1週間続いたとしても、
軽い腰痛が1週間続いたとしても同じ急性腰痛なのです。
治療をする側からすると急性腰痛も慢性腰痛も腰が痛くなってからどれくらい経ったか
という情報しかありませんからこれだけでは治療ができません。
原因を見つけていく必要があります。
急性腰痛、慢性腰痛、ぎっくり腰では原因が不明なので治療ができませんからね。
例えば急に腰が痛くなったのでぎっくり腰だと思って病院に行ったとしましょう。
痛くなってから診断が出るまでは急性腰痛という仮の名です。
腰のヘルニアが原因ですと診断された時に
初めて急性腰痛から腰椎椎間板ヘルニアという疾患になります。
そして腰椎椎間板ヘルニアの治療をしていくことになります。
だから急性腰痛ですねと言って治療を開始するのはありえないわけです。
最後に急性腰痛と慢性腰痛の決定的な違いがあります。
急性腰痛は放っておいても良くなる可能性が高いですが
慢性腰痛は放っておいても良くならないということです。