動かすと背中が痛い時の対処法
当院に背中の痛みで来る人は少ないのですがこの6~7月だけはやや多い感じがします。
大抵はちょっと動かした拍子に背中が痛くなったというもので、じっとしてても気になるのですが動かすと更に痛くまります。
背中の痛みの原因
シンプルに考えると身体を動かすと痛いのであれば筋肉が一番疑われます。
筋肉というものは全身に分布しているので、首の筋肉を痛めたら寝違え、腰の筋肉を痛めたらぎっくり腰というように痛めた部位によって名前が変わります。
背中の痛みもその流れからして筋肉が原因と考えるのが妥当です。癌が胃にできれば胃癌、肺にできれば肺癌というのと同じです。
背中の痛みは背中の筋肉を使いすぎた時に痛みが出てくるのですが、最も考えられるのはパソコンやスマホや長時間の座位等により背中に負担がかかっていた場合です。
背中に負担がかかって筋肉が硬くなっている時に急に動かすことにより筋肉を痛めるのです。
実はこのパターンは背中に限らず寝違えでも腰痛でも頭痛でも手足の痺れでも一番考えられる原因です。
つまりパソコンやスマホや長時間の座位は全身の筋肉に負担を強いてしまうので最も弱っている部分から痛みを起こしてしまうのです。
背中の痛みの対処法
このような場合は大抵筋肉が硬くなっているので緩めてあげればいいのですが、痛み始めに無理やり緩めようとすると身体の反発を喰らうのでストレッチやマッサージは避けた方が無難です。
数日後には筋肉が自然とほぐれてきて痛みも軽減するはずなので、それまでは湿布を貼って痛みを抑えておくのが自分でできる方法の一つです。
湿布は筋肉を治すことはできませんが痛みを抑えることができます。痛みを抑えている間に筋肉が治るのを待つわけです。
早く治したい場合、痛みが強い場合、3日経っても痛さが変わらない場合はどこかに治療に行くようにして、
じっとしていても身体を動かしても痛さが変わらないような背中の痛みであれば病院に行くようにしてください。