入浴後に腰痛が悪化する3つの原因
こんにちは!横浜市都筑区センター南で腰痛の治療をしているさくら接骨院・鍼灸院です。
腰痛の時にお風呂に入っても大丈夫ですかという質問をよく受けます。
慢性的な腰痛の方の場合は温めた方が良いのでお勧めしていますが、腰痛初期(ぎっくり腰)の人の場合は入浴後に悪化する場合があるので勧められていないのが現状です。その原因は3つ。
1.温めたから
ぎっくり腰は当初は冷やし、数日過ぎてからは温めた方が良いと言われていますが、これは筋肉が炎症を起こしている状態で温めると悪化すると考えられているからです。
当院も以前であれば入そのように考えていたのですが、患者さんに聞いてみるとお風呂に入っても大丈夫だった人の方が多く常々疑問に思っていました。
そのうちにぎっくり腰は筋肉が傷ついたのではなく、筋肉が緊張しているために起きている方が多いと考えるようになったので、入浴後の痛みの悪化は温めたからではないと思うようになりました。
もし温めて悪化するような腰痛であれば筋肉が傷ついていると考えられるので、そのような人の場合はもともと入浴ができる状態ではないのです。
更にアメリカの最新情報ではぎっくり腰には温熱療法が勧められているのですが冷やすことに関しては何も書かれていません。アイシング大国のアメリカではぎっくり腰にはアイシングという考え方はないということなのでしょうか?ひょっとすると日本の腰痛治療はガラパゴスなのかもしれません。
2.座ったから
入浴後にぎっくり腰が悪化する原因として考えられるのは温めたからだけではなく、浴槽に浸かったり、お風呂の椅子に座る時の問題があります。
浴槽に浸かるときは体育座りや長座になりますがこの時間が長くなると腰が悪化しやすくなるのです。
ぎっくり腰の要因として椅子から立つ時というのがありますし、椅子に座ってくると腰痛になるというのもあります。おそらくこちらが一番の原因だと思われます。
3.ぎっくり腰の経過として
もう一つお風呂と関係なくぎっくり腰の経過として悪化した場合が考えられます。
ぎっくり腰には他の疾患と同じで病期というのがあり、少しずつ悪化してピークを迎えてから痛みは軽減していきます。
そのピークの時間がたまたま風呂と重なった場合に風呂のせいと考えてしまうわけです。
対策
一番無難なのはお風呂に入らないことですが、どうしても入りたいなら短時間立ってシャワーにするのが良さそうです。
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