自然治癒力を高める

人間の身体は大体3ヶ月で入れ替わると言われています。ということは悪くなっているところも3ヶ月あればリフォームされるということになります。慢性腰痛は3ヶ月以上の時に言われますがそれとも関係あるのかもしれません。

平成28年度の国民生活基礎調査で男性の自覚症状は上から腰痛、肩こり、咳や痰、鼻水鼻づまり、手足の関節痛。女性は肩こり、腰痛、手足の関節痛、だるい、頭痛となっています。このうち当院では腰痛、肩こり、手足の関節痛、頭痛というのが多いのですがこれらの原因を考えていくとどれも同じということがわかってきます。

例えば肩こりの原因はなんだと思いますか?考えられるものをちょっと挙げてみます。

事務仕事、スマホ、同じ姿勢、精神的ストレス、環境の変化、生活習慣の変化、睡眠不足、運動不足、筋力不足、身体か硬い、目や歯や顎の問題、内臓の問題、冷え等。

実はこれらは肩こりだけでなく腰痛、頭痛、寝違い、足の痺れの原因にもなります。もっと言うとほとんど全ての疾患に関与しています。上記の原因はストレスという信号に置き換えられて身体の状態をモニタリングしている脳に伝わります。そしてストレスにより交感神経が優位な状態が長く続くと自律神経のバランスが乱れて自然治癒力が低下するのです。

自然治癒力が低下するということは身体のメンテナンスが遅くなるということ。自然治癒力によりその日の疲労や筋肉等の損傷した部分は修復されるのですが低下しているとそれが完了しないまま翌朝を迎えることになります。そのような状態が続くと身体はどんどん弱っていき、その中でも最も弱っているところから痛みが出てくるのです。

そのためには自然治癒力を良い状態に保つ必要があります。ストレスにより交感神経が優位な状態が長く続くと自然治癒力が低下するのだからストレスを減らすことと副交感神経が優位になる時間を増やせばいいのです。

ただストレスを減らすことといってもすぐに解決できるものと出来ないものがあるので、その場合はストレスを避ける若しくは紛らわせる必要があります。例えば運動や散歩、趣味や好きなことをしている間は一時的ではありますがストレスを忘れることが可能です。

早寝早起き、腹八分目、規則正しい生活、同じ姿勢を避ける、目や歯や顎や内臓の問題を解決することは身体への負担(ストレス)を減らします。

睡眠を充分にとる、身体を温める、深呼吸、ストレッチ、入浴、足湯等は副交感神経を優位な状態にします。

それから治療です。治療は自然治癒力が回復するサポートをしています。どれも聞いたことがありますが要は体調を整えるということが病気を予防する方法であり治す方法でもあるのです。

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