歩き始めると足底、踵あたりが痛いという事はありませんか?
そのうちに痛みは気にならなくなって、また歩き始めると痛くなるの繰り返し。
足底部分を押えると痛みがあって、いつまでたっても治らない。
一般的に「足底筋膜炎」とか「足底腱膜炎」と言われています。
(ここからは筋膜も腱膜も靭帯も筋肉もまとめて筋肉として書いていきます。)
「歩き始めが痛い」というのは筋肉が損傷して炎症が起きている場合には考えにくい症状です。
筋肉が損傷して炎症が起きている場合は何歩歩いても痛さが楽になる事はありません。
例えば足首の捻挫や肉離れがそうです。
10歩歩いても100歩歩いても痛いものは痛いですよね。
これらの特徴は痛い場所に原因があります。
一方筋肉の緊張による痛みというものがあります。
この場合は硬くなっていた筋肉等が緩んでくると楽になります。
例えば腰痛。
朝起きた時はつらいけれどだんだん楽になることが多いですよね。
これの特徴は痛い場所には原因はないことが多いということです。
「足底筋膜炎」は特徴から考えるとはこちらに入る事が多いと考えられます。
では、どこに原因があるのかというと個人差があるのではっきり言えませんが、
下肢や臀部に原因があることが多いと感じています。
足底に治療をしても治りにくいのではないかと思います。