前回までは低周波を筋肉まで届ける機器を紹介しました。

そのうちの中周波とハイボルテージを当院では使っています。

 

今度は同じ低周波なのですが皮膚表面で勝負するSSP(Silver Spike Point)という治療器を紹介します。

もちろん当院でも使っています。

病院の方に多く設置されている印象があり、小さな吸引カップで治療後は小さい輪っかの跡が残ります。

昔はSSPはちょっと痛かったのですが今は改良されてそんなことはなくなりました。

 

何回も言うようですが低周波の目的は鎮痛。

それには低周波で筋肉を刺激して鎮痛する方法と皮膚を刺激して鎮痛する方法があります。

 

昔ながらの低周波治療器は筋肉にはほとんど届かないので皮膚刺激による鎮痛がメインでした。

ところが筋肉系の低周波治療器が発展してきたので

現在は皮膚系の低周波治療器というのは昔ながらの低周波治療器とSSPぐらいしかありません。

 

他の低周波治療器とSSPは実は考え方が違います。

前者は西洋医学系の考え方で痛いところに電気をかけるのですが

後者は東洋医学的な考え方から発生していて経絡の経穴(ツボ)に当てるのが基本なのです。

なので「刺さない鍼」と言われています。

 

筋肉系の低周波治療器は狙った筋肉を動かして血行を促進して発痛物質を洗い流すと以前言いました。

これは筋肉が原因の場合は有効ですが筋肉が原因ではない痛みの場合は芳しくありません。

 

皮膚系のSSPだと皮膚→神経→脳と刺激が入るので筋肉系よりも脳の影響が強くなります。

ランナーズハイと脳内物質の関係は有名ですがSSPも脳内から鎮痛物質が分泌されやすくなります。

ということは全身に関係しますのでストレス系の痛みにも有効になります。

痛いとことをさすると楽になるとか、犬や猫をなでるとリラックスして副交感神経が優位になるとか。

そういうのと似ています。

 

皮膚系と筋肉系のいいとこ取りで両方やればいいのではないかと思った方もいるかもしれません。

当院では両方とも同時にやっています。

飲み薬と貼り薬を同時に使うようなものですね。

 

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