転勤や引越し後は注意

腰に負担をかけたから腰痛になると思われがちですが、実はそれよりも体調を崩す方が問題であるということは知られていません。風邪でも腰痛でも体調を崩した時に一番弱っているところから痛みがでてくるのです。

体調を崩す大きな要因に転勤や引越し等の環境の変化があります。それは良いにつけ悪いにつけいつもと違うことが起きると大きなストレスになるからです。

転勤や引越し後の最初のうちは気が張っているため疲労を抑え込んでいるのですが、疲労は消えるわけではなく蓄積されていきます。どこかで解消しなければいけないものなので、そのうちに生活に慣れてくるとある日突然今まで蓄積されていた疲労が一気に出てきます。

休日や大きな出来事が終わると体調を崩すのはそのせいなのです。翌日に出る人もいれば、2~4ヶ月後に出てくる人もいるので特に腰痛持ちの人は注意してください。

体調を崩すとなぜ腰痛になるのか

腰痛の原因の多くは筋肉が硬くなることですが、筋肉が硬くなる要因は腰に負担をかけた時だけではありません。例えば重いものを繰り返し持った場合は筋肉が疲労して硬くなりますが、体調を崩している場合も筋肉は硬くなります。

前者のような単純な筋肉の疲労では体調がしっかりしていればすぐに回復しますが、体調を崩していると筋肉の疲労を回復させることができません。その状態が続くうちに腰痛を発症するのです。

ではなぜ体調を崩すのかというと精神的、身体的、環境的ストレス等による自律神経の乱れが挙げられます。自律神経の乱れによって身体の防衛力が弱まって様々な症状がでてくるのです。

対策

引越しのストレスや天候のストレス、仕事のストレスは改善するのは難しいので、自分で自律神経の調整、特に副交感神経優位の時間を増やすようにします。

例えばいつもと違うことが起きるとストレスになるのでなるべく規則正しい生活を送る。息を吐く時間を吸う時間の倍にする深呼吸を時々行う。手足やお腹を温める。睡眠時間を増やしたり、食事に時間をかける。趣味を持ったり、運動をする。

ありきたりのようですが身体の予防はこれらがメインになります。

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