腰痛や坐骨神経痛に関係する疾患に腰椎椎間板ヘルニアというのがあります。

 

腰の背骨と背骨の間にある椎間板がはみ出たことを言います。

はみ出たのなら元に戻すのが治療になりますが

これを治すには、基本的に体内に自然吸収されるか手術で取るしかないのです。

 

ではマッサージや鍼や薬や電気治療等は何をやっているのかというと腰痛を軽減させているんです。

ヘルニアを元に戻しているわけではありません。

 

腰痛とヘルニアの関係はこうです。

ヘルニアがあっても腰痛がある場合と無い場合がある

ヘルニアがなくても腰痛がある場合と無い場合がある

 

腰痛がなければヘルニアがあろうとなかろうと治療には来ないので除外。

腰痛があってもヘルニアがなければヘルニアは関係がないので除外。

 

問題は「ヘルニアがあって腰痛がある場合」ということになります。

ところが先程除外した「ヘルニアがあって腰痛が無い」というのが実際かなりあります。

必ずしも「ヘルニアがあるから腰痛」ではないんです。

「ヘルニアが原因の腰痛」と「ヘルニアがあるがそれが原因ではない腰痛」があるのです。

 

「ヘルニアが原因の腰痛」とは簡単に言うと

筋肉が硬くなる→背骨が歪む→背骨の間にある椎間板に負担→ヘルニア→腰痛

これは背骨にフォーカスしていますが、

筋肉にフォーカスすると同時にこういうことも起きています。

 

筋肉が硬くなる→背骨が歪む→筋肉が更に硬くなって硬結ができる→腰痛

これが「ヘルニアがあるがそれが原因ではない腰痛」のうちの一つ。

 

「ヘルニアが原因の腰痛」と「ヘルニアがあるがそれが原因ではない腰痛」は鑑別はできません。

実際に治療をしてみて効果があるかどうかで判断するしかないのです。

治療のメインは筋肉の硬さや硬結を除く事になります。

 

つまりヘルニアがあるからといって諦める必要はありません。

「ヘルニアが原因の腰痛」でも筋肉を緩めていくことで腰痛を軽減することも可能ですし、

「ヘルニアがあるがそれが原因ではない腰痛」であれば筋肉が原因の可能性が高くなるからです。